タクロウジャシン

高円寺の片隅でのびのびと、浮かれたり、淀んだり、ゆるんだりして生きこます。

タイ日記





【 毒虫ちゃん 】



朝。真っ黒い蜂に刺されて痛むず痒い。赤く腫れ上がった腕をさすりさすり深夜帰宅。

夜。眠っている間に得体の知れない毒虫に齧らる。
左脇に2、胸に1、腹に1、腰に1、都合5カ所を赤く腫らす、痒い、すこぶる痒い。


泣きっ面に蜂どこじゃない、蜂から始まる、腫れ腕に毒虫。語呂が悪い
上手いこと言おうとしてことごとく失敗する典型的な例。


蜂にやられた所は笑けるほどパンパンに腫れていて、このままじゃポパイなもんで、錨のマークを腕にいれなきゃならんので、それはいやん、金1200を支払って、蜂、海月、毒虫にも効くと聞くムヒアルファEXを購入。
四六時中職場でムヒアルファギアセカンドEXを塗る塗る。


夕方、洗面台の前に立ってTシャーツを捲り患部にムヒアルファギアセカンドターボEXを塗ろうとして「ギョッ」とした。
蜂毒にばかり気に取られていたが、なんてことはない、蜂毒なんてまだまだ甘毒。腹のそれは、得体の知れぬ毒虫にやられたそこは、神戸風月堂のゴーフルをお腹に貼付けたかのように大きな円が薄く立体的に盛り上がっている。超キモい。逆に笑える。


親の敵かごとく、阿呆のゴーフル工場員クリーム担当がごとく、ムヒアルファギアセカンドターボマーク2EXを、患部にぐにんぐにん塗り込ます。無言で。鬼みてぇな顔で。







 



【 連休最終日 】




【 BBBQQ 】



前日のBBQでしこたま飲んだアルコルを体内で発酵させつつ クニオ、バータン、コウジ、俺
窪んだ目玉 昼過ぎからぱらぱら拙宅に集まって 約2年ぶりに卓を囲む
ももクロのDVDをかけながら くだらないエロいことを喋りながら 和を尊び牌をきる

安牌をきる度に明日が近づいてくる
危険牌をきる度に連休が終っていく
食いタンのみで和了るころ 現実は目の前にあって 労働は目の前にあって フィ・ナーレ

あーあ 終っちまったな9連休
持て余したり、苦痛だったり、暇だったり、笑ったり、酒飲んだり、虚しかったり、いろいろあったなと思えばあった。けど楽しかった。安寧の9日間、それが終る。

連休最終日 働きたくねぇー 働きたくねぇー と心底思う。思うけど口にはしない。大人だからとかじゃねぇよ間違えんな!俺はもっと後ろ向きだ。後ろ向きに真っ直ぐに、「働きたくねぇ」を口にすると本当になりそうで怖いから。いわん。いわれん。いたたまれん。

 
 
  
  
  
 
 
 

思いつきで自転車にまたがり午前10時江ノ島を目指して出立!
スマホでグーグルマップを開き高円寺-江ノ島間の距離を測ると54キロとのこと。楽勝じゃんか54キロ!
余裕で日帰りできる距離!と下調べもせず適当に走り出したのがそもそもの間違いでした。
江ノ島、遠い。果てしない。

そのことに気づいたのが午後2時頃。
当初の予定ではもう江ノ島入りしているはずだってのに、激しく道を間違えて、てんで違う方に真っ直ぐ突き抜けたせいで軌道修正を数度おこなったこともあるが、それを差し引いてもまだまだ江ノ島はずっと先、ようやく旅の半分ってな具合で、「これは本日中に江ノ島についた所で、そのまま日帰りできるのか?」「日のあるうちに江ノ島に行けるのか?」さまざまな疑問が不安を絡めて増大し、それでも自分はペダルを踏んで前に進むしかなく、知らない街の国道や、畑や、街を突き進む。
スマホでマップを開き現在地を確かめると、どこでどう間違ったのか、正規のルートからだいぶ外れた訳の分からないところに俺は居る。ただでさえ時間ないのに、ただでさえ遠距離なのに、無駄足、無駄道、軽い絶望。

スマホで細かくマッピングしながらひた走る。
去年のGWは思いつきで山梨県富士吉田をめざし、高尾山で心を折り、山梨の6時間登り坂に心をおり、挙げ句、エネルギーが0になってノックアウト寸前まで追い込まれた旅に比べると、この江ノ島はまだまし。
前回の弱点であった「空腹でチャリにのる」はやめて、ちゃんと水分補給、それから定期的にカロリーメイトを摂取して、良いコンディションを保っての走行のおかげで、なかなか疲労せず進むのですけど、今回は道に泣かされる。
なまじっかスマホでマップがあるため、どこか安心しきっちゃって、道や標識を注視せず馬鹿みたいに進むので、間違ったあとのしっぺ返しがでかい。かといって「来た道を戻ることはできない」クソみたいな自分ルールに忠実なため、リカバーしようと道を折れてまた見当違いな所を走って心が折れる。

それでもペダルを漕ぐたびに少しづつでも江ノ島に近づいている(はず)と自分を励まし、進むにつれようやく「江ノ島」の標識が見えたときは嬉しかった。
日が暮れて、辺りが薄いブルーに沈む頃、長い長い下り坂の先に江ノ島の海が見えた瞬間は本当に嬉しかった。

午後6時江ノ島到着。

だいぶ遅くなってしまったが、取り敢えず江ノ島を散策しようと歩けど歩けどカップルばかり。すごくいやだ。ここに居たくない。と心と身体が反応して、近所のコンビニで缶ビールといかくんとおにぎりを買い込み、人気のない真っ暗な砂浜、波際ギリギリに座り込み、ごくごくビールを飲む。くふーうめぇ。

右手の奥、江ノ島の灯台がぐるぐるとサーチライトを瞬かす、江ノ島全体が輝いている。
唸るような波の音、漆黒の海、それに向かって飲むビール。疲労の身体に心地よく染み込むビール。至極。
はて、さて、これからどうしよう。





【 江ノ島 】




【 暗い波 】




【 海と犬 】




【 俺が見た光 】




「ビール飲んじゃったしもう自転車乗れないよ」
「知ってる。どっちにしろあの道をこれから引き返すなんて考えてない」
「じゃぁどうすんのさ?」
「どうしようかねー」
「野宿?」
「まだ寒いよ」
「美人に「行く所ないんだったらうちに泊まってく?」って誘われたいね」
「最高じゃんか、お前、それ!」
「まぁ無理だろうけど」
「だよなー」
「ましてやこんな真っ暗な砂浜で酒盛りしている男になんて誰も近づいてこないよ」
「だよねー」
「しかたない、一応ホテルとか調べてみれば?」
「ホテル? …あぁ」
「乗り気じゃないね」
「もしかしたら、まじで美人に誘わ…」
「ねぇよ!ほらスマホ開け!」
「GWだよ、ホテルに空き室なんてあるか… あーあるねー」
「まじで?」
「あるよ、しかも一泊5000円」
「安いね」
「びっくりだよ」
「近いの?」
「藤沢。少し戻るけど歩いて30分ぐらいじゃね?」
「じゃぁそこに泊まろう」

拍子抜けるほど簡単に寝床が確保され、暗い江ノ島の海を背にしてとぼとぼと自転車を押して長い坂を上る。



ホテルにて。
ペイチャンネルを見ようか見まいかすげー迷ったけど、先日のアレもあったので、久しぶりに理性が衝動に勝った!





【 UT 】




【 UB 】



翌日
天気予報「雨」それも「大雨」
どうせなら鎌倉まで足を伸ばそう思ってたんだけど、雨がふるんじゃ仕方ねぇってんで、コンビニで雨合羽を購入、そうそうにこれを纏って「雨中行軍江ノ島大返し」
体中あちこち痛い、特に尻と左膝が痛むが、泣いた所で誰も助けてくんねぇ、だましだまし走り来た道を戻る。

帰り道の方がこの先に何があるのか知っているから安心して帰れるし、要所要所憶えている場所を見ると「もうここまで来たのか」と嬉しくて心が弾む。
途中激しく降る雨にぐしょ濡れになりながら、充電が僅かなスマホを開き道を確かめつつ、登り坂でげっそりし、下り坂でこの世の春みてぇな顔で下り、まっすぐ伸びる平坦な道でももクロを熱唱しつつ浮かれて走る。

自転車旅は面白そうだけど、個人的にはだいたい苦痛。
自転車で走る7割苦痛で2割が無心で1割が快楽。このたった1割の快楽のために自転車に乗ってんだと思う。って思った。
江ノ島の海が見えた瞬間、目標が達成した瞬間は10割が快楽になるのを知ってるから、やっぱやめらんねぇ、この遊び。
その達成難易度が高ければ高いほど感動は数倍にも膨れあがり一瞬すさまじく満たされる、Mの証明。

雨の中、濡れた路面に気を遣い多摩川。この橋を越えると東京だ!




【 橋 】




【 芝 】



こういう自転車旅で感覚が麻痺してくると、東京に入っただけなのに、こっから2.3時間かかるのに、もう家に帰って来た気になれる。
ペダルを踏んで家を目指す。


高円寺-江ノ島 8時間
江ノ島-高円寺 7時間
走行推定距離 115キロ






【 鉄塔とキャベツ 】




【 忍法「花車」 】







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【 道程 】










下半身にぶら下がった2つの小さな脳味噌で物事を考えて主導権を渡すと、大抵どうしようもない結果になるのは判っちゃいるけど止められないのは男だから、雄だから。

天元突破グレンラガンを全部見返した。





錦糸町の映画館で「SPEC -天-」観る。1人で。
上映中に場内のあちこちから、けたたましくビュイーンビュイーン地震警報が鳴って、直後ぐらぐら揺れて生きた心地がしなかった。あと瀬文はゾロみたいだなぁと思いました。





【 外飲み 】



劇場を出るとカオから電話があって「5月5日に皆で何かをする会議をみっちゃんとしてるんだけどタクロウも来る?」といわれ「行く!」といい、中野へ。

コンビニでビールや缶チューハイやいかくんを買い込み、暖かいし趣向を変えて外で飲もうぜ!ってわけで、外で飲む。ちょっと寒いけど、だいぶ楽しい。
会議的には「屋形船」か「バーベキュー」ということで収まった、最後まで俺は「マザー牧場」を押したんだが、マザーに行く為の足の手配が大変だってことで泣く泣く却下。またマザーに行けなかった。




【 丘 】



俺とミチの「暇と人生を持て余している組」は、誘われたらどこでも行ってふらふらになるまで酒を飲む。
 


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