タクロウジャシン

高円寺の片隅でのびのびと、浮かれたり、淀んだり、ゆるんだりして生きこます。

「バレンタインにしちゃぁ いささか早いんじゃね?」というのが最初の印象。

ひさしぶりに19時前に職場をでて、妙に胸騒ぎのする、ともすれば奇声をあげて道玄坂を駆け下りたい衝動に駆られる、この、春を想起さす、なんともアンニュイな生温い空気の中を、腰痛だから俺走れぬ枷をひきずって、走らず、叫ばず、ゆるゆると歩いて井の頭線に乗って、微動だにせず宙空を凝視!

最寄りの駅で降り、駐輪場で自転車にまたがり、手袋なしで夜を滑る。

フンフンフーンってやや大きめの嘘鼻唄を歌うのは妙にご機嫌だから、なぜなら暖かいからである、と、真っ暗な河沿いの道を、自転車でジャリジャリ。闇に埋もれる左手の奥、茂みの向こうで若い恋人がドロッドロのセックスをしていたらむかつくなー思い思い舗装されたアスファルトの上を突き進んでいたのですが、やっぱむかつくので、ドロッドロのそれが羨ましいので、快楽に溺れる若人に腹が立ってきて、不意に茂みへゴー。
デコデコの土と、いい感じに伸びた草に車輪がとられ上手く進まないし、俺の人生も上手いこと進んでいないな、おほほ、なんて、こういうシーンでもちゃんと思う。脳裏にこびりついてんだわ、これ。
ひとしきり追い込みバササをやって、とりあえず茂みのカップルに緊張感を与えることはできたであろう、し、緊張感のあるセックスは、きっと、おそらく、多分、母体に着床しやすいと思わるるので、俺のお送りした緊張感発で新たな生命の誕生。「生まれろ!生命よ!」ちょっとした黄金体験。
茂みの恋人、羨望の産物、そんなものは最初から居るわけもなく、ただたんに妙に陽気な俺が真っ暗闇の河沿いの公園外れにある雑草の生えた広場の中央で翻っているだけ。

フンフンフーンってやや大きめの嘘鼻唄を鼻ずさみつつ、わなないて、ときめいて、ひらめいて、せっぱつまって、とぼとぼと自宅のドアーの前に辿り着くと、ドアノブに袋にはいった30センチのっくらいの「何」かがぶる下がっていた。

そして、冒頭。

「バレンタインにしちゃぁ いささか早いんじゃね?」というのが最初の印象。

なんだこれ?と考えながらむんずとこれを掴むと同時に、袋の中からカチリと乾いた音がしたと思った刹那
目の前が真っ白になって、自分は遥か上空にぶっとんでいた。
「なんだこれ?なんかどんどん上がるぞ俺。」
おもわずフハハハと爆笑しようと口を開いたとき、背中が妙に温かいことに気づいて、振り返ると、真っ白い光の球?白い太陽みたいなのがあり、そこにでっかい外人のおっさんの顔。
根拠なく、でも確信に満ちて俺「ああゼウスか?」と納得し、ってぇなると、ああ、俺は死んだのか?と結構早い段階で自分に何が起こったのかを理解。白い太陽だから多分これ天国。俺でも天国に行けるのか。なーんだ、楽勝じゃん、天国。股間に手を当て、ちゃんとちんこがあることを確認したのち、流れに身を委ねてすーっと上空へ。ゴーヘブン。


で、冒頭。「バレンタインにしちゃぁ いささか早いんじゃね?」というのが最初の印象。

なんだこれ?と考えながらむんずとこれを掴むと同時に「やば、これが爆弾だったらどうしよう」と思ったけど、この法治国家でそうやすやすと爆弾なんか仕掛けられている訳もなく、袋の中身を取り出すとターザンだった。ターザンって雑誌。英語で「TARZAN」。アメリカのエロ本くらい薄い雑誌だ、内容ではなく厚さが。

はて?なんでこんな雑誌が俺の家のドアノブに吊るしてあるのか?不っ思議ー
週刊少年ジャンプしか買わない俺にとってはみたこともない雑誌だし、縁も縁も…ねぇのに、あっ? これエロ本?
だとすると話は変わりますよ!つって今一度袋から「TARZAN」を取り出し表紙を見ると、表紙には大写しした裸体の女性の背中の写真!思わずビンゴ!と叫びそうになるが、その背中に白抜きの文字の一文がレイアウトされてあった。

「今すぐスッキリ 肩こり・腰痛」

??
あっ!!

[わかったこと]
・TARZANはエロ本ではない
・30代男性が読むお洒落な情報誌
・今号は肩こり・腰痛特集
・バレンタインチョコではなかった
 ましてや、妄想茂みカップルに向かって追い込みをかける男にチョコなど誰も与えん

そう言えば前回の日記に「腰痛が炸裂して死ぬる」的なことを書いた。
となると、その日記を読んだ俺の家を知る誰かが、この「肩こり・腰痛」特集の嘘エロ本TARZANを俺に与えてくれたのか。
へー 乙なことする人もいるもんだなー と思い、で?誰が?となる。

地元の高円寺連中はそこそこタクジャを読んでくれてはいるらしいけど、わざわざ俺ん家まで来て、かつ、名も残さず本をくれるなんて考えずらい。強いて言うなら看護婦カオルだろうけど、あの人はそんな回りくどいことはせず、メールか電話で「腰痛には何何がいいよ」くらいのアドバイスで済ますだろう。
じゃぁ他に誰が? 誰がわざわざ俺の身を案じてTARZANくれたの?美少女か?JKか?美少女JKなんか?だったらどうしよう、森ガールだったらどうしよう、しかもキャハハハって笑うタイプの森ガだぜ? ピンポイントで俺の弱点をえぐってくる。
ともかくだ、森ガールだろうが沼ガールだかしらんがありがたいことです。
でも、たぶん、きっと、いや、十中八九マガラだな。極々近所に住む後輩男マガラ。
森でもJKでもなくマガラ。マガラからの電話は相当調子のよい時にしかでないでお馴染みのマガラ。
ひとまずメールで「サンキュー」と一文送っておく。
「なんすか? サンキューってどういう意味っすか?」って返信が来ないとこをみると、俺の勘は間違っていないようだ。

まぁ ともあれ有り難い。熟読して腰を治める。
半身浴しながら煙草を吸い吸いTARZANを読む。
どうやらニュージーランドの理学療法士ロビン・マッケンジーが60年代に開発したメソッド。マッケンジー法ってストレッチが腰に良いらしいのでそれをやる。
湯上がりに、畳に腹這いになって臥位での伸展。当時はタブー視されていたまさかの臥位からの伸展で腰を癒す。

ひととおりストレッチした後、せっかく畳に腹這いになっているのだからと、ふざけて女豹のポーズをしたら、腰に電撃が走った。声にならない叫び。誰もいない部屋でひとり。漢女豹電撃地獄絵図





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【 悪魔崇拝 】


せっかくの晴天休日だってのに何の因果か腰痛につき巣ごもり。徒然なるままに日暮らし。

立っていても、座っていても、少しでも軸がぶれると電撃のような激痛が体を貫くので日長一日伏せてすごす。
腹這いになって漫画を読み、煙草を喫み、冷たくなったコーヒーを啜って、気分は草津かなんかの旅館で療養している文豪気取り。嗚呼温泉に浸かりたいな。「温泉なう。」なんて呟きたいなと思いを馳せても現実は6畳間の散乱した部屋でうぐぐぐぐ唸って立ち上がり小便をする。

知らぬ間に寝入ってしまっていて、パソコンから流れる「ニーコニコ動画♪ ニコニコ動画が午後7時くらいをお知らせします♪」のクソ忌々しい時報で目を覚ます。窓の外は俺を置き去りにしてもう闇色。

いともたやすく家から一歩も出ずに一日が終わろうとしている。今日に限っては「腰が炸裂痛いので仕方なし」と割り切って入るモノの、だからといって四六時中部屋に閉じこもるのも精神衛生上よくないと思い、ズレる骨盤および尾てい骨をさすりさすりやや俯き加減の体勢で家をでる。セックスがしたい。

乏しくなった煙草を補充、スーパーで鶏肉を購入、薬局で温泉の素を購入、黴くさいバッタ屋で今週号のジャンプを買って家路につく。

鶏肉のマヨネーズ焼きともやしのナムルと白米を拵え食う。
風呂に湯を張り、白濁温泉の粉を投入し、しゃらしゃらしゃらと入浴を済ます。
頭を拭き、手を拭き、煙草をくわえ、ジャンプとミルクティーを手にし、再度入浴。
腰痛を緩和さすためには血流を促す必要があるのではないか?という推察から、自分は、ながながとぬるめの湯につかる。つってもただ漠然と湯につかるのも面白くないので、湯船にて煙草を吸いながらジャンプを読む。傍らにはミルクティー。なんだか完璧な気がしてならない。

そういう努力をして腰痛完治を計るも、日曜日、まだまだ痛い。
療養しているこの虫のような生活に腹が立ったので日常のごとく振る舞うと決める。
確かに痛ぇけど、まだ、寝て暮らすには早すぎる。

 

 

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025.[購入] ドロヘドロ:14巻 林田 球

問答無用の面白漫画!漫画好きの人におすすめだ、いまんとこ外れない。
内臓にまみれたぐっちゃぐっちゃの腐った死体のうえで、みんな楽しそうにワルツを踊っている、って感じの漫画。
ほんわかほのぼのぐろぐろメルヘン。ドロヘドロ。
ギャグ漫画日和、少女ファイト、ドロヘドロの3作品は、新刊がいつ出るかいつ出るかわくわくさすね。正座して待つ。


026.[貸本] 弱虫ペダル:8巻 渡辺 航
027.[貸本] 弱虫ペダル:9巻 渡辺 航

あっという間にインターハイが開幕。合宿の成果はでるのか!?
唯一読んでいるチャンピョン作品の自転車漫画。
ロードレースの奥深さがわかります。


028.[貸本] コッペリオン:6巻 井上 智徳

ドンパチがはじまる展開だからしかたないけど、
前半の独特な空気がだんだん薄れてきた。。


029.[貸本] 鋼の錬金術師:21巻 荒川 弘

おもしろい、あいかわらず読ませ上手なんすけど、
前回までのあらすじがおぼろげでわくわくが薄れてしまった。100%俺の所為。
ってかまだ21巻なのな!ハガレンは実の詰まった濃い作品だな!


030.[貸本] GIANT KILLING:13巻 作画:ツジモト 原案/取材協力:綱本 将也

プレイヤーじゃなくて監督に着目したサッカー漫画
オールスター戦の行方にわくわくしている。次刊が愉しみだ。
サッカーは特に好きじゃないけど、楽しんで読める。


以上

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【 俺とギフトと 】



すれ違う人がどうしようもなく美人すぎて、思わず目を奪われた回数およそ42回inギフトショー
金のある大手企業のブースにいる浮世離れした衣装に身を包んだコンパニオン美人に心を奪われる

たどたどしい商品説明に甲斐甲斐しくパンフレットを配る所作の諸々
当人は当人でけっこういい金を貰って働いているのだろうけど、そんなこっちゃ関係ない
できることならば「大好きです!」と思いを伝えたいのだけれど、そんな勇気なんかちっともない自分はといえば、見ていますを察せられぬよう隠し、極自然に、振り返り様とかに見て満足をする。

お付き合いできる確率、或るいわ、一発ヤれる確率が0.0000000000000000000371%も満たないので、ちらっと見て幸福を感じて、その一瞬の幸福を飛び越して目の前に立ちはだかる「お前なんかじゃどうにも出来けへん!」って現実に打ちのめされる。そうやって、一瞬で恋をして一瞬で失恋をする。
巨大なビッグサイトを7時間歩き回り42回の恋をして42回の失恋。
粉々に砕けた恋が九十九神のように変態して背中に負ぶさり腰が痛い。

せめて、俺が今日ここで美人に出会ったことを残すために、美人にすれ違うたびたびに、同行のアサトさんに「また美人いた!」と報告する。いちいち報告する。「またぁ?」とやっきりされる。
「しかも目が合ったんです!あの人俺のことが好きかもしんない!」と浮かれて付け足すと
「それはタクロウ君が目立つからよ。なんか… だらしいとことか」と一蹴。

…そう言われている最中にも前方20メートル先に恋の気配が!


 

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【 わくわくする 】





【 記憶のネツコ 】





【 銀河の雪 】





【 雪がだいすきだ! 】




東京初雪

いてもたってもおられず帰宅途中ひとり雪遊び、小1時間、深夜22時。
コートから靴の中まで雪にまみれてゴロゴロする
マフラーがいらないっくらい熱くなって
びちゃびちゃになった溶け雪を好んで踏んでびっちゃびちゃ帰る
家に着くと溶けた雪水に体温を奪われ骨の髄がちべたい。

明日になってもっと積もってたら遊びの幅が広まるな!
がんばれ雪雲!東京!
 
  

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